2011年8月24日水曜日

大槌町 5

 ここが本日の作業場です。Ms Commanderによると津波が来てから約4ヶ月ほとんど手付かずのエリアだそうです。夏草がかなりの高さまで育ってしまっているので、一見青々して綺麗に見えますが、その夏草の根の下にゴミの層があります。津波がきたのが3月11日、まだ雪の降るような寒い時期だったため、その頃はまだ夏草は生えていなかったんですね。しかしこの夏草はたくましくゴミや瓦礫をつきぬいて育ってしまっているので、この夏草処理がけっこう大変です。場所によってはヘドロの臭気も強く、背伸びして新鮮な空気を求めたくなるようなところもあります。グループごとに上流から15メートルずつくらいに範囲を決めて右岸から左岸にむかってゴミを集めます。まず集めるのはビニール、プラスティック類、金属も必ずピックアップする必要があります。そして木材は塗料が塗ってあるものやヘドロをかぶってしまっているものは拾う必要があります。そして建築材には釘が刺さっているのでそれを抜く・・・(これがけっこう大変でした)。拾得物(とくに写真)は必ずボラセンに届けること、ただ顔がはっきりしない写真はゴミとして処理。そして木材で塗料もなく、自然に帰ると思われるものはとくに拾う必要はないそうです。また家電や車のバッテリーなどは有害物質があるので、気をつけて拾う必要があります。こんなことに留意しながら作業を続けます。