2011年8月24日水曜日

大槌町 6

 本日の大物発見!草むらをかきわけて進むと川のほぼ中腹に「べ~ん」という感じで横たわる四角い物体。水につかった畳です。私がひとりで引きづれるかとおもって引っ張ってみると、全くびくともしません。正直、一瞬目を背けたくなってしまいました。周りの人も私の様子をみて、一瞬沈黙・・・ある人が「これは藁でできているから自然にもどるのでは・・・」確かに30度を超す猛暑の中、こいつを運び出すのは大変です。つい逃げたくなります。しかし鮭のもどる川にしなくてはわれわれが来た理由がありません。鮭が卵を産もうとして、この畳のために産卵床が作れなかったら・・・一人のグループの若者が、「やりましょう!みんなで・・・」その一声で10人ほどのひとが集まってくれました。水につかった畳はおそろしく重く、結局屈強の男6人で土手まで担ぎ上げました。