2011年8月11日木曜日

陸前高田 その8

そこに生活がありました。そこに家族がありました。そして命がありました。重機のうなる音しかしないそんな昼下がりでした。ただひたすらに土砂を搔いて出てくるのは食器の数々。そこにはきっと台所があったんだろうな。あったかいご飯があったんだろうな。そして家族の団欒があったんだろうな。粉々になってしまった食器もあれば、まだしっかり形をもったものもあります。立派なTsunami Survivorであり、はたまたVictimなのかもしれません。でも大丈夫、きっとまたみんなで美味しい食卓を囲めるようになります!JR大船渡線が通っていた土手から湾を望みつ、祈りを捧げます。